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全長13mにもおよぶ圧巻の村上版「洛中洛外図」がお出迎え
神社仏閣、祭りや遊里、歌舞伎や浄瑠璃に興じる人々など、京都のさまざまなシーンが描かれた岩佐又兵衛の「洛中洛外図屏風(舟木本)」(江戸時代・17世紀)。これを引用し、村上が書きおろした全長13mにもおよぶ現代の「洛中洛外図」が来場者をお迎えします。
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村上版《風神雷神図》《雲龍図》―江戸時代の奇想の絵師たちに挑む!
本展では、上述の《洛中洛外図》のほか、村上が衝撃を受けたという曾我蕭白《雲龍図》(18世紀)に挑んだ、全長18メートルにおよぶ《雲竜赤変図》(図版①)を国内初公開。さらに、「琳派」を代表する俵屋宗達《風神雷神図屏風》(国宝・17世紀)の村上版新作は意表を突かれるユーモラスな作品!(図版②③④※参考画像)
図版1: 村上隆《雲竜赤変図《辻惟雄先生に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われて腹が立って自分で描いたバージョン》》
2010年 アクリル、カンヴァス 363×1800cm
©2010 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
図版2: 村上隆《金色の空の夏のお花畑》2023年 デザインデータ 300×1000 cm(参考画像)
©2023 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
図版3: 村上隆《尾形光琳の花》2023年 デザインデータ Φ120 cm(参考画像)
©2023 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
図版4: 村上隆《琳派のお花と抽象的図像》2023年 デザインデータ Φ150 cm(参考画像)
©2023 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
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「平安京」の原点―村上が描いた、いにしえの神獣たちと鐘楼《六角螺旋堂》
東西南北を山や川、池などに囲まれ、それらを象徴する四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)の神獣に護られた理想の地とされた平安京。本展では、この神獣をモチーフとした新作が四方を囲む村上版「平安京」が出現!中央には鐘楼《六角螺旋堂》がそびえ、「もののけ」が彷徨う不穏な気配を祓います。(図版⑤⑥)
図版5: 村上隆《竜頭 Gold》2015年 金箔、カーボンファイバー、グラスファイバー 130.8×84×84.2 cm
©︎2015 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
図版6: 村上隆《想像を超えた宇宙の活性を想起する》2018年 プラチナ箔、カーボンファイバー 200×82×94 cm
©︎2018 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
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「DOB君」の往還、そして村上隆のキャラクターの進化と深化
1994年に初登場した村上の代表的キャラクター「DOB君」。マンガやゲームのキャラクターをモチーフとするDOB君は、変幻自在に姿を変え、様々な文脈に接続してきました。(図版⑦)
モンスター化した「たんたん坊」、村上の自画像かつその極限の姿「ゲロタン」、そしてまた「DOB君」へ。村上のスーパーフラットの概念を体現してきたDOB君の往還を辿りつつ、本展でお目見えするシェイプド・キャンバスによる新たなキャラクターたち、そして村上のアニメ作品やトレーディングカードといったポピュラーカルチャーに言及した新作の数々は、現代の「もののけ」!?
図版7: 村上隆《不思議の森のDOBくん》1999年 展⽰写真「Under the Radiation Falls」FRP、レジン、グラスファイバー、アクリル絵具、鉄 152.4×304.8×304.8 cm
©1999 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
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世界の人々を魅了する「京都」のエッセンス
1000年以上の歴史をもち、四季折々の伝統行事に彩られた平安の街。祇園祭、五山の送り火、茶道や華道といった国内外の人々に親しまれ続ける「京都」の伝統文化や、京都を主題とする文学作品などから着想して描きおろした作品の数々を初公開。村上隆が案内する「古都」への入口!